子どもの集中力ゲームは、一枚の絵と、目でわかる小さな質問から始められます。「丸い物はどこ」「名前を言わずに説明できるかな」「二枚で違うところは何だろう」。ただ集中するよう求めるより、何をするかが伝わります。同じ絵でも質問を変えれば、探す範囲や難しさを調整できます。
ここで紹介する八つは普段の遊びで、注意力の検査や治療ではありません。興味や経験に合わせ、大人も一緒に考えてください。掲載画像は Artia Club の間違い探しアプリ Differia の実際の一組です。Lookia の物探しや Puzzia のパズルも選択肢ですが、紙の挿絵だけでできる遊びもあります。
一、違いを一つ見つける
違いが用意された二枚を見せ、まず一つだけ探します。すぐに正解を指さす前に、子どもが比べる時間を取ります。助けが必要なら「動物の頭の近くを見よう」のように範囲を狭めます。答えそのものではなく、見る場所を伝えると、子どもが見つける余地が残ります。
Differia の正解判定や進捗はアプリ内で確認します。記事の画像は比較の例にはなりますが、タップの判定を代わりに行うものではありません。一回目は短く終え、もう一つ探したいかを聞いてみましょう。すべての違いを一度に見つけることを条件にしなくても遊べます。
二、場所を決めて探す

絵を上、真ん中、下に大まかに分けたり、一つの物体の周辺を選んだりします。その範囲だけを見ると、大きな場面が小さな課題になります。子どもが範囲を理解できれば、厳密な線やマスを描く必要はありません。どこからどこまで見るかを一緒に確認します。
ほかの場所で気になる物を見つけたら、その発見を受け止め、そちらを見るか戻るかを相談します。目的は探し方の範囲を作ることで、決めた順番を守らせることではありません。興味が薄れたら、場所だけでなく質問も変えられます。

三、名前を言わずに説明する
見えている物を一つ選び、色、形、場所から二つのヒントを出します。相手はどの物かを当てます。最初は特徴のはっきりした物を選び、慣れたら役割を交代しましょう。子どもがヒントを考える番も作ると、同じ絵の見方が変わります。
知らない名前や知識を前提にせず、「窓の近くの黄色い物」のように、絵からわかる情報を使います。複数の物が当てはまったら、失敗とせず、もう一つどんなヒントが必要か考えます。あいまいさも、特徴を比べる会話につなげられます。
四、一覧の物を一つ探す
Lookia では、場面の中から目標の物を探せます。始める前に一覧を一緒に見て、目標が何を指すかを確かめます。名前を知らないことと、絵の中で見つからないことは違います。必要なら目標の形を一緒に説明してから探しましょう。
最初は一つの目標に絞ります。細かすぎる場面なら、狭い範囲を一緒に見るか別の遊びに移れます。難易度の表示だけで、すべての子どもに合うかを判断しないようにします。実際の絵と、大人がどれくらい手助けするかも体験を変えます。
五、小さなパズルを組む
パズルでは「この線の続きはどのピースか」を考えます。Puzzia の少なめの分割数や、子どもに合った実物のパズルを選びます。顔や建物の角など、わかりやすい目印から始め、隣の色と線を比べてみましょう。画面の操作に不慣れなら、先に少ない枚数で試します。
一人が特徴を言い、もう一人がピースを動かして、途中で交代する方法もあります。共同の遊びに競争は必須ではありません。早く置くことより、どうしてそのピースを選んだかを話す楽しみ方もできます。数枚つながったところで、絵の話へ移ってもかまいません。
六、仲間になる物を二つ選ぶ
食べるときに使う物、車輪がある物、形が似ている物など、絵からわかる仲間を決めます。二つ見つけてもらい、選んだ理由を聞きます。大人が考えたものと違っても、絵を見て説明できる理由なら話を続けましょう。正解を一つに固定する必要はありません。
簡単にするなら、大人が仲間の条件と一例を言います。広げたいなら、子どもに共通点を考えてもらいます。そこから「この二つを誰が使うのだろう」と物語に進むこともできます。分類そのものより、見つけた関係を伝えることを楽しみます。
七、短い順番をたどる
絵の中の二つか三つの物を順に言い、その順番で指してもらいます。絵は見えるままにしておきます。すぐに記憶勝負へ変えるのではなく、順番を聞いてたどる遊びとして始めましょう。次は子どもが順番を出す役になります。
もう一回やりたがったら少し増やし、迷ったら物の数を減らします。場所のヒントを付けてもかまいません。一番長くできた順番を、能力を表す点数として扱う必要はありません。わかる長さで役割を交換するだけでも一つの遊びになります。
八、見つけた物から物語を作る
違っていた細部、見つけた物、パズルの一部分を選び、一文の物語を作ります。「なくなったリボンは誰が持っていったのかな」など、発見を次の問いにつなげます。現実的な話でも空想でも、子どもが選べるようにします。探す遊びを終えるきっかけにもなります。
別の選択肢は家でできる子どもの遊びで、絵の細かさは年齢と塗り絵の難易度で比べられます。八つ全部を順に行う必要はありません。一つの遊びと小さな目標を選び、子どもの反応を見て変えてください。途中で別の遊びへ移ることも、予定の中に入れておけます。